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第七話 ティンを――握らせたのですかっ!?

مؤلف: 霜月立冬
last update تاريخ النشر: 2025-07-15 13:23:12

 ティン王国国王領。現国王ムケイが直接治める、所謂「直轄地」。王国領領内最奥に位置する最も安全な場所にして、南方領(シムズ・ティルト侯爵領)に次ぐ資源の宝庫だった。

 当然のように人が集まり、その人口は全王国領中「不動の第一位」を誇っている。

 しかし、不思議なことに税収は下落傾向にあった。それも、ここ数年に限っての話だ。その事実は、王城の税務課の資料に記載されている。由々しき事態だ。

 しかし、王城の会議に於いて、その話題が出た例は無い。そもそも、税務課の職員達も、大臣達も、国王ムケイですら、その事実を問題視していなかった。

 何故なのか? その謎を解明すべく、デッカは今日も執務室に籠っていた。

 デッカの執務室は王城の最奥に有った。そこまで続く石の回廊は、洞窟と錯覚するほど暗く冷たい。

 しかし、執務室のドアを開けた先は「眩い光の世界」だった。その奇跡の光景の理由は、ティン力でもなければ魔法でもなかった。

 ティン王国の王城には、それは大きな「中庭」が有った。

 デッカの執務室は、中庭の際に位置していた。その為、中庭側に設置された窓が陽光を招き入れ、室内を宝物庫のように輝
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